持続可能な地域づくりのために、地域と大学を結ぶ新しいプラットフォーム

都市の木質化プロジェクト「錦二丁目ストリートウッドデッキ」

ストリートウッドデッキ

写真:錦二丁目ストリートウッドデッキで活性化する新しい小さな公共空間

 名古屋大学都市の木質化プロジェクトは、錦二丁目まちづくり連絡協議会(名古屋市中区)ほかと協働で、地域産材を使った「ストリートウッドデッキ」を制作し、名古屋センタービル敷地内に設置しました。その概要は次の通りです。

  • 森林・樹木は、光合成により炭素を固定してくれます。
    木材は、燃やされるまで、この炭素を蓄え続けてくれます。「都市の木質化」は都市の森林づくりであり、地球温暖化の抑制に貢献します。
  • このベンチは「都心の貯木場」です。二次利用のために、薬剤を入れていない大きな生木を使っています。石油エネルギーを使った乾燥ではなく、ベンチとして利用しながら自然のちからで乾燥させています。
  • 今、日本の森林は、間伐が進まないため、荒廃しています。光が入らない暗い森では、小さな植物や動物たちが暮らしにくく、生物多様性が損なわれます。このまちでは、森林を守るために、地域の間伐材を使ってこのベンチを作りました。ベンチは「都市の木質化」のはじまりです。この小さな芽を育てていくのが、わたしたちの夢です。
  • このベンチは、まちでの木材利活用の社会実験として、錦二丁目まちづくり連絡協議会、伝馬町東部町内会、豊田森林組合、名古屋センタービル、名古屋大学の協働で設置しています。
「ストリートウッドデッキ」の設置経緯については、
村山顕人(2013)「連載:これからの都市計画とまちづくりを考える3:ストリートウッドデッキの挑戦日本建築家協会東海支部「ARCHITECT2013年3月号 pp.6-7
(Web版 http://www.jia-tokai.org/sibu/architect/2013/03/toshi.html
をご覧下さい。

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