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統合環境学特別コース

統合環境学特別コースとは

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統合環境学特別コースは、平成21年度から平成25年度にかけて、大学院環境学研究科および生命農学研究科生物圏資源学専攻を中心として実施された、グローバルCOEプログラム地球学から基礎・臨床環境学への展開で開始された博士後期課程の教育プログラムです。このプログラムでは、これまで必ずしも緊密な連携関係のなかった、「診断型」分野(地球科学、生態学、地理学など)と「治療型」分野(工学、農学、社会科学など)とを結びつけて、新しい環境学を展開する研究教育拠点の形成を目指しました。そのために「臨床環境学」の実践と「基礎環境学」の構築とが2本の梁として位置づけられました。

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臨床環境学とは、「具体的な地域の具体的な環境問題」を対象として、現場での診断・治療・影響評価の繋がりを観察して、相互のフィードバックのあり方を提案する、実践的な研究活動です。多分野からの横断的な研究者の参加と連携によって、初めて成り立つものです。一方、基礎環境学とは、臨床環境学を支える共通の基盤となる原理を、地域を越えて体系化してゆく学問です。

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統合環境学特別コースは、博士後期課程を対象として、環境学研究科各専攻と生命農学研究科生物圏資源学専攻にまたがるコースとして平成22年度に設置されました。環境学研究科及び生命農学研究科生物圏資源学専攻に所属する博士後期課程学生は、希望すれば、各専攻に所属しつつ、この特別コースを履修することができます。コースを修了した者には「修了証」が与えられます。

なお、それ以外の研究科・専攻の学生については、他研究科授業科目履修願を所属研究科教務学生掛と環境学研究科大学院掛の双方に提出することで履修が可能ですが、正式にコースを修了することはできません。

統合環境学特別コースでは、「臨床環境学研修1・2(ORT: On-site Research Training)」「基礎環境学講究1・2」が開講されます。コース修了のためには、各専攻の必要単位を取得した上で、「臨床環境学研修1」と「基礎環境学講究1」の両科目が必修となっています。

統合環境学特別コースは、環境学研究科附属持続的共発展教育研究センターが事務局となって運営しています。

基礎環境学講究1・2と臨床環境学研修1・2について

統合環境学特別コースの授業は、多分野の院生と教員が参加して進めることで、研究室の活動だけでは得ることが難しい、環境問題を「広い視野をもって俯瞰する力」と、問題の「現場で対処する力」が同時に身につくことを念頭に考えられています。

「基礎環境学講究1・2」は、「持続可能な社会を展望する」と題して、持続可能性とは何かということについて多面的に理解しながら、これを超える新しいコンセプトの構築を目指します。

一方、「臨床環境学研修1・2(ORT: On-site Research Training)」は、具体的な地域を対象に、学生がチームを組んで、地域の自然と社会の持続可能性を脅かす問題を特定し、住民や行政とも連携して、解決策の探索やそれらの実施に伴う影響の予測を行う授業です。具体的には、現地実習を含めた実践的な研修を学生チームで進めます。フィールド研修を中心として、その前後の大学でのセミナーを通じて内容を深め、成果をレポートにまとめ、報告会を行います。

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「基礎環境学講究2」および「臨床環境学研修2」は、それぞれ「基礎環境学講究1」、「臨床環境学研修1」の単位取得者が履修することが可能で、選択科目となります。授業は、「基礎環境学講究1」と「基礎環境学講究2」、「臨床環境学研修1」と「臨床環境学研修2」をそれぞれ同時に行います。