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統合環境学特別コース

2014年05月13日 統合環境学特別コースとは

1.統合環境学特別コースについて

統合環境学特別コースは、平成21年度から平成25年度にかけて、大学院環境研究科および生命農学研究生物資源学専攻を中心として実施された、グローバルCOEプログラム地球学から基礎・臨床環境学への展開拠点リーダー:林良嗣、環境学研究科都市環境学専攻)で開始された博士後期課程の教育プログラムです。このプログラムでは、これまで必ずしも緊密な連携関係のなかった、「診断型」分野地球科学生態学地理学など)と「治療型」分野工学農学社会科学など)とを結びつけて、新しい環境学を展開する研究教育拠点形成を目指しました。そのために、「臨床環境学」の実践と基礎環境学」構築とが2本の梁として位置づけられました。

臨床環境学とは、「具体的地域具体的環境問題」を対象として、現場での診断治療影響評価の繋がりを観察して、相互フィードバックのあり方を提案する、実践的な研究活動です。多分野からの横断的な研究の参加と連携によって、初めて成り立つものです。一方、基礎環境学とは、臨床環境学を支える共通の基盤となる原理を、地域を越えて体系化してゆく学問です。

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統合環境学特別コースは、博士後期課程を対象として、環境研究科と生命農学研究科にまたがるコースとして平成22年度に設置されました。「臨床環境学研修1(ORT: On-site Research Training)」と基礎環境学講究1」の両者が必修となっています。「臨床環境学研修1・2」は、具体的な地域を対象に、多分野の院生と教員がチームを組み、地域自然社会の持続可能性を脅かす問題を特定し、住民や行政とも連携して、解決探索やそれらの実施に伴う影響予測を行う授業です。具体的には、伊勢湾流域圏を対象としてチームを作り、現地実習を含めた実践的な研修を進めます。フィールド研修をコアとして、その前後の大学でのセミナーを通じて内容を深め、成果をレポートにまとめ、報告会を行います。一方、「基礎環境学講究1・2」は、持続可能な社会作りに向けて、エネルギーと交通に着目した地域の自治と自律に関する最前線の考え方を理解し、自らテーマを設定して文献学習を行い、成果を共有します。

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平成26年度以降、統合環境学特別コースは、平成26年4月に設置された環境学研究科附属持続的共発展教育研究センターの臨床環境学コンサルティングファーム部門が事務局となって運営します。

2.基礎環境学講究1・2と臨床環境学研修1・2について

博士後期課程学生を対象として環境学研究科及び生命農学研究科生物圏資源学専攻に設置された教育コースが「統合環境学特別コース」です。希望者は各専攻既存コースに所属しつつ、この研究科共通の特別コースを履修することができます。環境学研究科及び生命農学研究科生物圏資源学専攻の学生でコースを修了した者には「修了証」が与えられます(それ以外の研究科・専攻の学生については、他研究科授業科目履修願を所属研究科教務学生掛と環境学研究科大学院掛の双方に提出することで履修が可能ですが、正式にコースを修了することはできません)。

統合環境学特別コースの学生は、後期課程の授業科目から、基礎環境学講究1と臨床環境学研修1を含む10単位以上を取得することが修了要件となっています。

基礎環境学講究2および臨床環境学研修2は、それぞれ基礎環境学講究1、臨床環境学研修1の単位取得者が履修することが可能で、選択科目となります。

授業は、基礎環境学講究1と基礎環境学講究2、臨床環境学研修1と臨床環境学研修2は同時に行います。

平成26年度の基礎環境学講究1・2については地域エネルギー・交通政策をテーマとして実施予定です。

また、平成26年度の臨床環境学講究1・2は伊勢湾流域圏を対象として実施します。