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センターからのお知らせ

2020年07月01日2020.7.8 伝統野菜についての国際ウェビナーセッション:アジアに おける遺伝資源と関連する伝統的知識の活用と保全のための「東アジア・共感モデル」の構築

「伝統野菜についての国際ウェビナーセッション:アジアの食と農村の変化と伝統的知識 の継承」をオンラインで開催

(開催言語・英語* 一部日本語で補足)

*通訳はありませんがチャットで日本語の質問を受け付けます


【主催】名古屋大学大学院 環境学研究科付属 持続的共発展教育研究センター


【日時】2020 年 7 月 8 日(水) 14:00~17:00


【開催目的】 伝統野菜や、調理法を調べるとその由来は、国内各地、さらにはアジア各国をつないでい きます。日中韓では、それぞれ色とりどりの伝統野菜を活用してきました。金沢の伝統野 菜の金時草、熊本の水前寺菜、沖縄のハンダマは実は一緒の葉物野菜で、東南アジアから 中国を経由して現在の沖縄へ、また正式名称のスイゼンジナの名前の由来となった水前寺 がある熊本から金沢までは北前船の船員が運んだと言われています。 本会では、アジアにおける伝統野菜の由来、生産、一般的な料理法についての発表から、 各国の食や農村の変化について知識を共有、地域における文化の共通点や変化について共 感を持って理解していきます。また、過去・現在、類似した課題に取り組むプロジェクト チームとの連携しながら、伝統野菜の知識の共有についての研究について情報の共有を行 います。オーガナイザーの香坂玲は、中国、韓国と森林における伝統知のネットワークに も参画しており、そのパートナーも参画します。


【プログラム】(予定、論題は順次加筆、発表予定者敬称略)

14:00 (5 分) 趣旨説明 香坂玲(名古屋大学)

14:05 (20 分) Misun Park(ソウル国立大学)

演題:Traditional knowledge and wild simulated ginseng

14:25 (20 分) 富田 涼都(静岡大学)

演題:How can we maintain "Richness" of agriculture? : Focusing on utilization and protection of heirloom crops in Shizuoka

14:45 (20 分) Eric Olmedo(マレーシア国民大学)

演題:ULAM: Nutritious and healing plants from the Malay Archipelago

15:05 (20 分) Jinlong Liu(中国人民大学)

15:25 (5 分) コメント 内山愉太(名古屋大学)

15:30 (15 分) 休憩


15:45 (15 分) 香坂玲、内山愉太、三宅良尚(名古屋大学)、堀江未央(岐阜大学)、神部 愛(おきなわ教育ラボ)

想定トピック:沖縄の伝統野菜の由来と現在、日本の伝統野菜との共通点、相違点

16:00 (15 分) 堀江未央

演題:Recipes of Yunnan Mushrooms

16:15 (5 分) コメント 三宅良尚

16:20 (10 分) 質疑応答

16:30 -16:50 総合討論


【開催について】

ウェビナーの発表、発表者間の議論はウェブ会議システム Zoom、発表・議論の視聴は YouTube で行います。


【登録方法】 事前登録が必要になります。

7 月 6 日(月)までに、以下のリンクからお申し込みくださ い。

7 月 7 日(火)に YouTube の URL を送信いたします。

お申し込みフォームへ: https://forms.gle/Y62LMGm6mRPtgV1C9


※お申し込みは 1 名様 1 回の入力として下さい。

確認メールが迷惑メールに入る場合があ ります。そちらにも届かない場合は、お問合せください。


本会は、トヨタ財団国際助成プログラムの助成の一環として開催いたします。

・香坂玲「日中韓における遺伝資源と関連する伝統的知識の活用と保全のための「東 アジア・共感モデル」の構築 ―伝統野菜と養蜂を題材として」(2017 年度国際助成プ ログラム、プログラム・テーマ:新しい文化の創造:これからのアジアの共通基盤の構築)

http://toyotafound.force.com/psearch/JoseiDetail?name=D17-N-0107


※コロナウィルス感染予防のために、本会はオンラインで開催します。

ウェビナーは以下のサイトからも登録可能です。


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発表者の 関連するトヨタ財団助成プログラム採択プロジェクト


・Eric Olmedo「ウラム・スクール―アジア近隣諸国における持続可能で健康な生活様式を維持するため
の連帯と食用植物の保全の強化を目的とする国境を超えた食の教育ネットワーク」(2018 年度国際助成 プログラム、プログラム・テーマ:アジアの共通課題と相互交流 -学びあいから共感へ-)


・富田涼都「農の「豊かさ」を未来に継承するために ―在来作物の利用と保全を例として」(2013 年 度研究助成プログラム、プログラム・テーマ:よりよい未来を築く知の探究)


また、発表内容は以下の助成実績も活用しています。

・香坂玲「国際共同研究加速基金・生物多様性に関わる国際認定制度を活用した地方自治体の戦略の定量 的比較分析」(JSPS 科研費 16KK0053) ソウル国立大学に招へいされ、客員教授(2017-18 年)として、 韓国の伝統野菜、農業遺産の調査も行っている。


お問い合わせ
名古屋大学大学院環境学研究科 香坂玲研究室

三宅 良尚 miyake.yoshitaka@k.mbox.nagoya-u.ac.jp

電話番号:052-789-5643

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