名古屋大学グローバルCOEプログラム 地球学から基礎・臨床環境学への展開

BCES

これまでの成果

事後評価結果におけるコメント

以下は、21世紀COEプログラム「太陽・地球・生命圏相互作用系の変動学」の事後評価結果のコメントです。

拠点形成計画全体については、科学的に良く練られ設定された目的であった故に、それを十分達成したと評価できる。すなわち地球表層と生物圏の部分をカップルしたシステムとして捉え、その変動をエネルギー源(太陽)の変動をも含めて総合的に理解しようとする目標は現代の地球(環境)科学として適切であり、良く考えられたものと評価できる。また、リーダーがこのような総合的見方に優れ、目標に対して意欲的に取り組んだことも評価できる。

人材育成面については、若手を対象とした横断セミナー、ワークショップ、横断研究プログラムなど、種々の企画・活動により、相互に研究内容を知り、重なり合う問題についての共同研究や協力も行われ始めたことはプログラムの成果と評価できる。また、理論やモデルの研究に従事する者を含め、若手にフィールド実習の経験をさせたことも、意義があったと評価できる。

研究活動面については、教科書「新しい地球学」の出版、「名古屋モデル」の構築着手など全体の成果として総合を目標とした特別の努力を示すものについては、高く評価できる。他の成果の多くは個別分野におけるもので、東ユーラシアでの古環境研究、過去約1,000年間及び近年の太陽活動の気候影響の研究などにユニークな知見が得られており、評価できる。

補助事業終了後の持続的展開については、本拠点参加の4部局に加え、生命農学研究科の一部も参加する「地球生命圏研究機構」を学内組織として設立し、本研究の目標としていたテーマを長期的に追求する体制が作られると思われ、拠点形成のプログラムとして有効に機能したと評価できる。

Copyright © 2009 Nagoya University All Rights Reserved.