名古屋大学グローバルCOEプログラム 地球学から基礎・臨床環境学への展開

BCES

国内会議

日本森林学会 GCOE-BCES企画セッション
臨床環境学と森林―アジアの森の診断と治療―
Clinical environmental studies and forests
-Diagnosis and treatment of forests in Asia

スケジュール

2014年3月29日(土) 9:15~12:15
大宮ソニックシティー 会場:404
(〒330-8669 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 ソニックシティビル5F)

詳細

コーディネータ:竹中千里(名古屋大学)・広田勲(名古屋大学)・山本進一(岡山大学)

趣旨

「臨床環境学」とは、地域の環境問題を総合的かつ実践的に解決しようとする新しい学問体系である。これまで地域の環境問題の解決に取り組んできた研究者は、個別のディスシプリンを持った専門家であった。しかし現代の地域における環境問題には、複雑な技術的・制度的要因があると同時に、その背後にグローバルな現象を含むさまざまな時空間スケールの問題が隠されていることが多い。これらの環境問題を解決するためには多分野の専門家の協働が必須であり、そのために従来分断されてきた診断型学問(理学など)と治療型学問(工学・農学など)をつないだアプローチが必要である。臨床環境学は、これら学問分野の連携関係を構築した上で、自治体職員や住民など地域のステークホルダーと関係を築き、研究と社会的実践の双方を通じて環境問題を解決することを目指す。森林に関わる環境問題は、それぞれの地域がかかえる事情だけでなくグローバルな問題も絡め、まさに「臨床環境学」的視点で、診断、治療を行っていく必要がある。本企画では、このような森林に関わる「臨床環境学」的取り組みを、日本や東南アジアを事例として複数紹介する。また本シンポジウムの後半では、REDD+やFuture Earthといったこれからの統合的な研究の枠組みについて、安成哲三氏(総合地球環境学研究所長)、井上真氏(東京大学)、百村帝彦氏(九州大学)らから話題提供いただき、将来の臨床環境学的な森林研究のあり方について議論したい。 

プログラム

T10 臨床環境学と森林―アジアの森の診断と治療―

9:15 T10-01 森林をめぐる臨床環境学とは:竹中千里(名古屋大学)

9:30 T10-02 臨床環境学的視点からみた日本のシカ問題:平野恭弘(名古屋大学)

9:45 T10-03 臨床環境学的視点から見た東海地方の湧水湿地の保全:富田啓介(名古屋大学)

10:00 T10-04 都市の木質化プロジェクト、様々なステークホルダーを巻き込ん だ総合的森林利用:山崎真理子(名古屋大学)

10:15 T10-05 日本における里山とコミュニティ再生の最前線:高野雅夫(名古屋大学)

10:30 T10-06 臨床環境学的視点からみたラオス北部山地部の生業と近年の変化:広田勲(名古屋大学)

10:45 T10-07 熱帯諸国におけるREDDプラスの実施と地域住民の権利:百村帝彦(九州大学)

11:00 T10-08 臨床環境学の「協治」論的展開:自然資源管理のあり方:井上真(東京大学)

11:15 T10-09 臨床環境学からFuture Earthへ:安成哲三(総合地球環境学研究所)

HP

詳細は、日本森林学会Webサイトへ。

http://www.forestry.jp/meeting/125/1254.html

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