名古屋大学グローバルCOEプログラム 地球学から基礎・臨床環境学への展開

BCES

セミナー

衛星データ利用型陸域生物圏モデルによる日本地域の炭素収支解析

スケジュール

2012年7月27日(金)16:30~18:00
環境総合館2階 第2会議室

講演者

佐々井崇博(名古屋大学大学院環境学研究科 助教)

問い合わせ

佐藤永(COE特任准教授)

詳細

陸域生物圏モデルBEAMS(Biosphere model integrating Eco-physiological And Mechanistic approaches using Satellite data)と複数のMODISプロダクトを組み合わせ、空間分解能1km×1kmの陸域炭素収支量を推定した。極東アジア地域(北緯30°-50°、東経125°- 150°)を対象に収支量のアノマリー解析を行い、各年の時空間パターンを把握した。更には、炭素収支量と気候、植生パラメータとの関係を調べた。その結果、純一次生産量や純生態系生産量などの炭素収支量は、地域や年によってパターンが異なることがわかった。特に2003年の夏は、炭素収支量が強い負の傾向を示した。収支量と入力値との関係を調べるため、収支量が強く増減している年、地域を対象に、入力値の増減傾向を調べた。収支量が減少した年、地域では、いずれかの入力値の減少に呼応して収支量が減少していた。特に日射量、LAI、気温、水蒸気圧の減少傾向とよく一致した。?2001年と2004年の増加傾向は、日射量の増加傾向とよく一致していた。?2003年の増加傾向は、気温の上昇とよく一致した。日本地域の収支量の増減要因は、地域や年によって大きくことなり、高い空間分解能で解析すればするほど細分化されることを示せた。

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