名古屋大学グローバルCOEプログラム 地球学から基礎・臨床環境学への展開

BCES

セミナー

SELIS-GCOE合同セミナー
高分解能古気候学と気候学・歴史学の連携による「気候変動に強い社会システム」の探索

スケジュール

2010年10月1日(金)16:30-
環境総合館2階 第2会議室

講演者

中塚武 教授 (名古屋大学大学院 環境学研究科)

問い合わせ

佐藤永(COE特任准教授)

詳細

地球温暖化によって、地球上の降水量の分布はどのように変化するのか、そうした変化に、地域社会はどのように対応することができるのか。
こうした近未来からの問いに答えるために、近年発達の著しい樹木年輪酸素同位体比等による“高分解能古気候学の手法”と、これまでに蓄積されてきた“膨大な気候学と歴史学の知見”を結び付けて、中世温暖期や小氷期などの過去の様々な時代に起きた、気候の時空間的変動のメカニズムを理解すると共に、そうした気候変動に対する時代毎・地域毎の社会の応答のあり方を詳細に解析することを目指して、新しい研究の計画を提案します。
本研究では、特に、過去2千年間の日本における気候と社会の歴史に焦点を絞り、古代・中世・近世のそれぞれの時代に日本各地で起きた様々な気候変動の一部始終を、年・月の時間スケールで精密に復元・解析すると共に、当時の社会システムが、そうした気候変動にどのように応答したのかを丁寧に調べることで、「気候・環境変動に強い(弱い)社会システムとは何か」を、明らかにすることを目指します。

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