名古屋大学グローバルCOEプログラム 地球学から基礎・臨床環境学への展開

BCES

セミナー

SELIS-GCOE合同セミナー
間接指標を用いた古環境解析の現状と問題点 
-造礁サンゴと腕足動物殻を例として-

スケジュール

2010年9月3日(金)16:30-
環境総合館2階・第二会議室

講演者

井龍康文 教授 (環境学研究科 地質・気球生物学講座)

問い合わせ

佐藤永(COE特任准教授)

詳細

海水温や塩分、栄養塩などの海洋環境に関する長期データは決して豊富にあるわけではなく、衛星やブイによる海洋観測のモニタリング体制が強化され始めたのは1980年代以降である。したがって、測器観測以前に遡る有史時代や地質時代の海洋データを得るためには、(古文書もしくは)海洋環境のプロキシ(間接指標)を利用せざるをえない。海洋環境の代表的なプロキシとしてサンゴ、シャコガイ、有孔虫、腕足動物といった生物の炭酸塩殻の同位体組成や化学組成が挙げられる。その中で、我々は、造礁サンゴと腕足動物に着目し、それらの骨格記録を用いて過去の海洋環境変動を復元する研究を行っている。
講演では、我々が行ってきた生物骨格を用いた古環境解析を軸として、この研究分野の現状および問題点を紹介するとともに、問題解決に向けての取り組みに言及する。

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