名古屋大学グローバルCOEプログラム 地球学から基礎・臨床環境学への展開

BCES

特任教員/COE研究員

佐藤 永

氏名 佐藤 永 佐藤 永
所属・身分 環境学研究科・特任准教授
居室 環境総合館1階101号室
メールアドレス
ホームページ 研究室HP
研究キーワード 動的全球植生モデル・大気と陸面の相互作用・植生の移動

メッセージ

顕在化しつつある気候変動の元で、植生の構造や機能がいかに変化し、そのような変化に人間活動がいかに影響を及ぼしうるのか、これらの疑問を定量的に答えるシミュレーションモデルを構築します。そのためには、様々な環境学的知見を集約させることが必須ですので、このようなシミュレーションモデルの構築は、細分化した環境学の諸分野間に接点をもたらすことで、それらを再統合させるきっかけ作りにも貢献すると考えています。

研究テーマ

所与の気候変動シナリオにおいて、植生の短期的応答(光合成速度や呼吸速度など)と長期的応答(生物量や植生タイプなど)の両者を出力するシミュレーションモデル、動的全球植生モデル(DGVM)を開発しています。地球温暖化といった長期の気候変動を予測するためには、大気と陸面間の相互作用を的確に予測することが必要ですが、我々の開発したモデルは日本の地球システム統合モデルに結合され、IPCC報告書に向けた気候変動予測に利用されています。

略歴

2002年~2009年 (独)海洋研究開発機構 地球環境変動領域 研究員
2000年~2002年 九州大学生物環境調節センター 非常勤研究員
2000年 九州大学大学院 理学研究科 生物学専攻 卒業(理学博士)
1995年 東京大学 理学部 生物学科 植物学教室 卒業

論文・著書

(最近3年間の筆頭著者となった査読付き論文)

  • Sato H, Kobayashi H, Delbart N (2009), Modeling vegetation structure and function in an east Siberian larch forest using the dynamic vegetation model SEIB-DGVM, Forest Ecology and Management (in press)
  • Sato H (2009), Simulation of the vegetation structure and function in a Malaysian tropical rain forest using the individual-based dynamic vegetation model SEIB-DGVM, Forest Ecology and Management 257(11), 2277-2286.
  • 佐藤永 (2008), 生物地球化学モデルの現状と未来 ?静的モデルから動的モデルへの展開?, 日本生態学会誌 58(1), 11-21.
  • Sato H, Itoh A, Kohyama T (2007), SEIB-DGVM: A New Dynamic Global Vegetation Model using a Spatially Explicit Individual-Based Approach, Ecological Modelling 200(3-4), 279-307.

その他

私の開発しているシミュレーションモデルSEIB-DGVMは公有物ですので、利用規程さえ守っていただければ、どなたでもご利用いただけます。コード本体、ツール類、各種マニュアルは、次のウェブサイトから入手可能です。

http://seib-dgvm.com/

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